Evergreen noteを書くことは、洞察の蓄積に役立つ
https://notes.andymatuschak.org/z4EXkuLjdBrBZe7PVAGXc5a
ポイント
創造的な仕事における日々の思考は、はかなく失われやすい。
真剣な思考はEvergreen noteの形で蓄積されるべき。
洞察の飛躍は、過去に蓄積された知識やアイデア(先行する思考)から生まれるが、はかないノートを書くことでは失われやすい。
知識労働は蓄積されるべき
洞察の飛躍を実現するには、複数のアイデアを同時に進化させ、収束させる必要がある。
多くの断片を頭の中で反復するのは難しい。
Evergreen Noteはアトミックで小さな範囲であるべき。(Evergreen noteはアトミックであるべき)
30分以内で1つのノートを書き始めて終えられる。
各ノートはアイデアの進歩を表し、リンクのネットワークを豊かにする。
アイデアを反復する際の明確な立ち位置となる。
アイデアについてのノートを書けない場合、間隔反復学習が着想の発展に役立つかもしれない。
感じたこと
創造的な仕事をする上で新たな洞察を導き出すためには、さまざまなアイデアや過去の研究/知識から、新たな考えを収束する必要がある。
しかし、これが難しい。なぜかというと、
これらの洞察の元になる思考は、非常に失われやすい。
まるで、砂の城のように...
特別な工夫をしないと、消えてしまう。ノートは通常使い捨てだし、知的労働は完了と同時に破棄されてしまう。
しかし対抗策がある。
真剣に考えたことに対し、アトミックな小さなEvergreen noteを書いて、それらをリンクで繋げて相互作用を起こすことだ。そうやって努力を続けていけば、そのノートたちが、新たな発想の火種となる。洞察が蓄積される。
具体的には、インクリメンタル執筆術のように、少しずつノートを取っていくとよい。(ノートは少しずつ取るのが良い)
そうすることで、着想を徐々に発展させることができる...!
概要
創造的な仕事に関わる日々の思考の多くは、潮の中の砂の城のように単に失われてしまいます。私たちは、思考が蓄積されるように、真剣な思考をEvergreen noteの形で行うべきです。
洞察の飛躍は、先行する思考から生まれます。
先行する思考とは、過去のアイデアや知識、研究など
では、その思考はどこで起こるのでしょうか。それはあなたの頭の中で起こるかもしれませんし、ノートのページの中の一連のはかない素描で起こるかもしれません。しかし、知識労働は蓄積されるべきであり、それらのメカニズムは非常に失われやすいものです。
洞察の飛躍のためには、アイデアを同時に進化させ突然のひらめきの中で収束する必要がある。これらが複数あると、全て頭の中で行うのは至難の業。
対照的に、Evergreen noteはアトミックであるべきなので、その範囲は小さく、30分以内で1つのノートを書き始めて終えることができます(Evergreen noteによる執筆における滑らかな漸進的進歩: インクリメンタル執筆術を参照)。しかし、書いた各ノートは、その特定のアイデアについてのあなたの考えの進歩を表しており、各ノートはリンクのより広いネットワークを豊かにします(Evergreen noteは密にリンクされるべき)。
書いたノートは、読んだ資料と相互作用し(Evergreen noteを書くことは、読書の努力を蓄積するのに役立つ)、新しい原稿の基礎を生み出します(執筆のための実行可能な戦略)。
そして、持っているアイデアについて1つのアトミックなノートすら書けない場合、間隔反復は、着想を徐々に発展させるのに役立つツールかもしれない。
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